柔らかな光が愛犬を包んでいる。
空は高く、透き通るような青みを帯びている。
おなかをゆっくりと上下させ、穏やかな眠りの中にいる愛犬。
今日も変わらず、新しい朝が愛犬の元にやってきた。
君が私をパートナーに選んでくれて、16年が過ぎた。
君が導いてくれる場所は、どこも素敵な所ばかりなんだ。
君が合わせてくれる人たちも、素敵な人ばかりなんだ。
少し前を歩いて、私を導いてくれる愛犬。
ちいさな背中と、不器用にカットされた、まるいしっぽをゆらゆらと動かして歩く君。
その先には、いつも「私に必要なこと」が待っている。
黒い大きな目で見つめられると、堕落した毎日を反省せずにいられなくなるんだ。
「なぜ、あきらめるの?」そう君に言われている気がして、何度も反省をした。
「人間は、ときに苦しいこともいっぱいあるんだよ」そう愛犬に言ったとしたら、
「犬も同じだよ」愛犬は素っ気なく、きっとそう返してくるだろう。
「言い訳をしないで、足元だけを見ないで、前をみてごらん」愛犬に何度もそうやって励まされた気がする。
愛犬に導かれて進んできた道。まだまだこれからも私の少し前を歩いて、導いてほしい。
君がいてくれたから、やっとここまでこれた。
まだまだ、氷山の一角にも届いていないけど、君と一緒にこれからも前を向いて進んでいきたい。
これからも一緒に旅を続けよう。
犬という生き物は本当に不思議です。
純粋で、好き嫌いをはっきりと伝え、自分の心に素直に生きる犬たち。
彼らの生き方は、私たちが忘れかけているものをたくさん持っています。
だからこそ、人間は犬に魅かれ、犬の輝く瞳に生命の息吹を強く感じるのだと感じます。
気づきや癒やし、笑顔を私たちにくれる犬たち。
愛犬に、犬という生き物のすばらしさを教えてもらいました。
君に何をプレゼントするかすごく悩んだんだけれど、君が生まれた記念の日に、私が何を考えているか書き留めておくことにした。
書き留めただけじゃなくて、冷蔵庫には特別なお肉が待機しているから心配はいらないよ。
愛する君へ、お誕生日おめでとう。
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