シニアな愛犬の日常、君の優しさを感じるとき

シニアな愛犬の日常、君の優しさを感じるときブログ

梅雨が明けました

 

2021年の梅雨は五月雨というより、スコールでしたね。海外旅行で何度かスコールを経験したのですが、それを彷彿させる降り方でした。日本も、だんだんと気候が変わってきているのかな?と考えさせられてしまいます。

梅雨時期の愛犬と私は相変わらず、昼間から夕方にかけてお仕事。ときに夜中までお仕事。愛犬を膝の上に乗せてお仕事。というありがたい日々を送っていました。

そして気が付けば、日本各地で梅雨明け宣言がされています。7月も下旬に差し掛かろうとしております。そんな世間に左右されないところで生きている、愛犬と私の近況をお伝えします。

 

もう夏バテ?飼い主と愛犬は似てしまう

 

シニアな愛犬の日常、君の優しさを感じるとき

梅雨明けをしてまだ2日しか経っていないのに、愛犬も私も夏バテの気配を感じております。

なんとなく、2人とも「食欲があんまりないね~」というような、深刻ではないタイプの食欲減退期に突入いたしました。こうしてみると、飼い主と愛犬って似てしまうのだなとつくづく実感いたします。

 

私は、毎年恒例のプチ夏バテになっているだけなので、なんとかなりますが、愛犬はそうはいきません。食べられるもの探しがまたはじまりました。

そして、「この食べ方なら食べてくれる」という方法を見つけたのです。

 

 

手の中から消えていくごはん

 

フードボウルに煮たお肉を細かく刻んで、食べるかい?と愛犬の前に出しても、「いりません」とそっぽを向く愛犬。

さて、どうしたものか?と考え、刻んだお肉を手に乗せて愛犬にあげてみると、手のひらからゆっくりと食べ始めました。

手のひらから吸い込まれていくのが分かるお肉。「モシャモシャ」とちいさな音をたてながら、一生懸命に食べてくれています。

ちいさな口の中に消えていくお肉。

 

「おいしい?」

「モシャモシャ」

「そっかおいしいか。よかった」

 

そんなやり取りをしながら、愛犬が一生懸命に食べている姿を眺めていました。

 

 

君の優しさを感じるとき

 

シニアな愛犬の日常、君の優しさを感じるとき

手のひらにお肉を乗せて愛犬に食べさせているときに、ふと気づきました。愛犬は絶対に私の手のひらに歯を当てないのです。

ほとんど目が見えない愛犬にとって、手のひらをお肉と間違えて、かじってもおかしくありません。それでも、噛まないようにじょうずに食べてくれていました。

 

手のひらにあたる鼻。ちょっとチクチクしたマズルの毛。温かくて優しい舌。

 

「手のひらを噛まないように食べてくれているんだね」

 

愛犬から消えていった視覚や、消えてゆこうとしている聴覚、思うように動かない足。シニアな愛犬からは、たくさんの自由が消えてゆこうとしています。そのような中でも、愛犬と私の絆は全く消えていませんでした。

 

手のひらから優しくお肉を食べる愛犬。どんなに年を重ねても、愛犬の魂は変わらずにキラキラと輝いています。

これから夏本番です、ちいさな幸せを感じながら、2人で2021年の暑い夏を乗り切ろうと思っています。

コメント

  1. caromarion より:

    待ちに待ったブログでご近況を伺えて大喜びをしています。 ハンドフィーディングで食欲が出てきたご愛犬、何よりですね。 お元気でこの夏を過ごされて、たくさんの「ウッサン・スマイル!」を拝見できるよう楽しみにしています。

    • aki tadano より:

      caromarionさま
      コメントありがとうございます。夏はまだ始まったばかりですが、今年の夏は暑いですね!!
      愛犬と二人で、元気に乗り越えたいと思います。caromarionさまも熱中症などに気をつけて、季節を楽しみながら乗り切りましょう!
      いつもありがとうございます。