なぜ狂犬病の予防接収が1年に一度、義務付けられているのでしょうか?今回は、狂犬病の予防接収について書かせていただきました。また、狂犬病の予防接収が猶予される「狂犬病予防接種の猶予証明書」について、筆者なりの考察をまとめてみました。
狂犬病ってどんな病気?症状や感染について
1月9日に「ワンちゃんのための犬情報サイト DOGPAD」に掲載された記事です。
狂犬病の予防接収を毎年していても、狂犬病について詳しく語れる方は少ないと思います。私もこの記事を書いて、とても勉強になりました。日本ってすごいな……。狂犬病って怖いな……。などと思いながら書かせていただきました。
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狂犬病予防接種の猶予証明書について
獣医師さんの判断によりますが、心臓病や予防接種により、症状が悪化される疾病を持っている愛犬は、狂犬病の予防接種が免除されることがあります。
その時に、発行されるものが「狂犬病予防接種の猶予証明書」です。
動物病院から「どういう理由で、なぜ免除にしたのか」が、記入された証明書です。
愛犬も、狂犬病予防接種の猶予証明書をいただいています。
これも、愛犬が心臓病を患い、知ったことでした。
ですが、この「狂犬病予防接種の猶予証明書」は、狂犬病予防法には存在しないのです。
狂犬病予防法には「予防接種を免除する」という規定がありません。
そのため、悪く言えば狂犬病予防法は「愛犬が体調を崩しても、予防接種を受けてください」という規定なのです。
なんとも悲しい話ですが、日本では狂犬病が発症していません。それを守るためにも致し方ないことだと考えるしかありません。
そこで、獣医師さんが獣医師法に基づき、狂犬病予防法と獣医師法の落としどころとして作られたのが「狂犬病予防接種の猶予証明書」だそうです。
犬たちの命を守る獣医師さんが、苦悩して作った証明書だったのです。
人間の命を第一に考える厚生労働省、動物の命を守る獣医師さん。
愛犬家としては、なんとも複雑な気持ちになります。
予防接種をしている犬としていない犬
愛犬の場合は、重度の心臓病と診断されているため、外出をするのは「動物病院」だけです。
ですが、なかには「狂犬病予防接種の猶予証明書」をもらっていても、日常生活に支障なくお散歩などで、他の犬と触れ合えるワンちゃんもいると思います。
ドッグランやドッグカフェ、犬用の宿泊施設などでは、狂犬病の予防接収を受けていない場合、入場の許可が下りないケースも多々あります。
狂犬病の予防接収をしていないなら、他の犬と触れ合わない方がいいのか?狂犬病の予防接収を受けたくても受けられないワンチャンもいます。
ですが、予防接収を受けている側にしてみたら、接収していないワンちゃんとの触れ合いに抵抗があるかもしれません。
お互いの気持ちを考慮すると、狂犬病の予防接収を受けていないなら、他の楽しみ方を探すべきなのかな……と思います。
元気に歩けるなら、飼い主さんとトレッキングをすることや、飼い主さんと一緒にキャンプに行くことなど「犬との触れ合い」以外の楽しみ方を見つけてみてもいいかもしれませんね。
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