シニアな愛犬、食欲がない日々
愛犬の食欲は10月、11月と低迷期が続いております。
今回の長い食欲減退期で、愛犬の体重はかなり減ってしまいました。
もともと、愛犬はぽっちゃり体系だったため、痩せたことが致命的になっておりませんが、飼い主としてはとても心配です。
体重が急激に落ちたとき、子犬用の離乳食を与えたこともありました。ですが、無理やり食べさせると吐き戻してしまうのです。
このままだと、体力まで消耗してしまうと考え、愛犬が食べられない理由や食べられるものを、今迄の考え方を白紙の状態に戻してみました。
なぜ食べないのか?何なら食べてくれるのか?どうやったら食べてくれるのか?愛犬が少しでも食べてくれる方法を考えてみました。
愛犬が食べない理由
愛犬が食べない理由について考えてみました。
【口内炎症説】
獣医師さんからも言われていたのですが、口内に炎症がある場合、痛みで食べられないことも考えられます。そうすると、簡単に飲み込めるものならいいのでは?と思いました。
【フードボウル説】
愛犬が視覚で判断ができない場合、嗅覚に衰えがある場合のことも考えてみました。今までは、フートボウルにご飯を入れて食べていたのですが、「どこにあるかわからない」というそぶりを見せることが増えました。ということは、フードボウルでご飯を食べさせることはやめた方がいいと思いました。
また、できるだけ愛犬の体に合った高さのフードボウルを選んでいたのですが、それでも体のどこかが痛い場合、痛みで食べられない可能性も考えました。
【匂い説】
シニア犬の食欲低下対策でよく耳にする「匂い」。
匂いの強いものを与えると、食べようという意欲が沸くという説も試してみました。今までも、フードを温めたり、愛犬の好きな匂いがするものをトッピングしたりしていたのですが、それでも足りないと考え、対策を練りました。
まずは、この3本柱を軸に愛犬の食事を見直してみました。
愛犬が食べてくれたもの
食欲減退期に愛犬が食べたものについて考えてみました。
【愛犬が食べてくれたもの】
・甘いもの
・ふわふわしたもの
・私が食べているもの
どれも、「愛犬たちに与えない方がいい」とされているものを好んで食べます。
正直なところ、とても悩みました。
栄養バランスはどうなんだろう?
バランスだけ考えると食べてくれない……。
悩んだ結果、嗜好性が高いといわれている、レトルトフードを試してみることにしました。
愛犬が試したレトルトフードはこちらです。
・Herrmann チキン・ディッシュ
・Natural Harvest フェカリス1000 チキン
・Natural Harvest シンプレックス チキン・ポーク
いつも鶏肉を茹でて、野菜などをトッピングして与えていたので、食べなれているチキンをメインに、汁けが多く食べやすいものを選んでみました。
3種類のレトルトフードは、食いつきに若干の違いはありましたが、どれも食べてくれました。ただ、愛犬が食べやすかったのは「Natural Harvest シンプレックス チキンとポーク」だったようです。
チキンのかたまりは少しあるのですが、つぶしてしまうと食べてくれました。
(ポークは固まりが少なく食べやすかったようです)
更にもうひとつ、改善しました。
今までは、ササミや鶏の胸肉など脂分が少ない部位を茹でて与えていました。ですが、匂い考慮し、胸肉に変え、焼いてみることにしました。
フライパンで胸肉を素焼きにします。少々お水を加え、焦げ付かないように蓋をして蒸し焼きにし、しっかりと加熱します。
皮がパリッとしたら、みじん切りにします。胸肉は脂分が適度にあるため、何も加えなくても、しっとりとした食感になりました。もちろん、とてもいい匂いがします。
そして、レトルトフードも素焼きの鶏肉も、フードボウルではなく手から与えるようにしてみました。
今のところ、「Natural Harvest シンプレックス チキン・ポーク」と、素焼きの鶏胸肉を交互に食べさせています。
時々、蒸したさつまいもをトッピングしたり、ブレンダーで粉状にしたレバージャーキーを与えたりして、愛犬が飽きないように工夫しています。
食べてくれる喜び
愛犬はもともと嗜好性が高く、食にわがままな傾向がありました。
若いころから、食べるものと食べないものがはっきりしていたため、飼い主の私は、挑戦することに恐れていたのかもしれません。
愛犬が食べている姿を見ると、色々試してみてよかったと心から思います。
愛犬の口の中に消えていくご飯。「愛犬の体力維持や健康維持になりますように……」と、心で願いながら、食事をしている愛犬を見守るのでした。
【今回ご紹介をしたレトルトフードなど】
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